ネンドで作る
簡単な 作台

オークションや探石で小さめの水石を手に入れたが、水石の台座が無く、木で作るのも難しそう、水盤は場所を取りそうだし、という時に、作ってみませんか?


今回は、この乾くと木になるネンドを使います

この石を使って作ってみます

まず、砂などに入れ、どこまで沈めたら良いかを見ます。前面と背面も確認します

確認したら、一番深いところを測ります

ネンドを石より少し大きめにして板状にします。先ほどの計測で、厚さを3p位にしました

ネンド板に強く押し付け、なるべくすき間の無いようにします。
この時に、不要な部分を大まかに取り除いておきます。
そのまま数日間、周りが白く乾くまで待ちます。


このように、白っぽく乾いてきたら、石をはずし、中と底を乾かします。

乾いたら再度石を合わせてみます。この写真のように、すき間が出来るかも知れません。

すき間や細かいところを、彫刻刀やホビールーターで調整します。その際、石の底にチョークを塗り、台に当たった所をを削ります。
木材と違い、簡単に削れます。数回繰り返すと、きれいに納まります。

納まりを確認します

足の位置を確認します。石の飛び出している部分を、めやすにします。

上部の飾り部分も、印を付けておきます

軸付きのサンドペーパーを使い、ホビールーターで削りだしていきます
60番と120番を使いました

写真のように削り出しましたが、ネンドが乾く時に歪んでしまい、足が浮いています

平らな板にサンドペーパーを広げ、その上で円を描くようにこすります。
全体の足が付くまで行います。

安定しましたが、小さなひび割れが見えます

残っているネンドで修復します。

修復部分が乾いたら、サンドペーパーで仕上げます。
これは120番240番400番で磨きました。

水性ステインで色づけします。
唐木(紫檀)調に色を付けてみました

最後に水性のウレタンニス(艶消し)を2度塗りして完成です。
水性ステインを使わずに、ウレタン着色ニスで仕上げても良いかと思います




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